学童保育について
学童保育は福祉事業
学童保育は、共働き等の事情で放課後や夏冬休み中、家庭に保護者がいない子どもを保育する施設で、児童福祉法と社会福祉法に基づく福祉事業です。正式名称は留守家庭児童対策事業といいます。現在全国で2万1000カ所、およそ89万人の子どもたちが利用しています。
さまざまなあぞびやとりくみを通して成長を
学童保育では、子どもたちが異年齢集団の中で、遊びや行事等の取り組みを通して友達の輪を広げ深め、心身ともに豊かな成長を促し、自主的な生活力と自信をつけさせていきます。また年齢を超えての協力する班活動を通してルール大切さ、責任の大切さ、公平性の大切さを学んでいきます。
一人ひとりを見まもり、寄り添う保育を
学童保育での大きな目標は子ども達の「自己肯定感」です。小学生1年生になると子どもにとっての「小1の壁」に遭遇することになります。保育園や幼稚園で年長児として自信をつけてきた子ども達も、周りがみんな年上のおにいちゃん、おねえちゃんという中に入ります。勉強でも遊びでもこれまでの自信が揺らぐ時期を迎えます。 専任の指導員が子どもたちの興味関心を大切にし、成長のスピード等に合わせて寄り添い、支え、励まします。
ぶつかり合いを成長のきっかけに
学童保育では時に子ども同士の意見相違や喧嘩などぶつかり合いが生じます。学童保育ではこのぶつかり合いを子どもの成長のきっかけとして大切にしています。ぶつかり合いでは指導員が子どもたち同士の話し合いを中心に解決を促します。できるだけ子ども自身が考え行動に移せるよう指導しますが、この時に大切にしていることは「公正さ」です。このぶつかり合いを何度も重ねながら子どもたちは相手を思いやり、集団生活でのルールの大切さ公平性の大切さを身につけて行きます。
学童の絆は一生の絆
子ども達は小学校1年生から6年間生活の中でいろんな体験をしながら青年期を迎えていきます。そんな学童で培った友達や指導員、父母の皆さんとの絆は一生の財産として残り続けます。
父母の仲間づくりも大切に
子育てでは、時に迷い、悩むことも少なくありません。そんな時に気軽に相談したり、情報を交換しあえる父母の仲間づくりも学童保育の大切な役割の1つです。